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寄宿舎生活

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さよなら、私の寄宿舎生活!







重いトランクを引きずりと重いバックパックを背負って、
ここにやってきたのは11か月前、去年の2月末だった。

他の寄宿舎に比べて、こじんまりとしてアットホームで、
ほとんどの学生が韓国政府の奨学金を貰いながら勉強する、
国費留学生の大学院生で。
日本人は私だけだけど、
世界各国の国から同世代たちが集まった、
私にとっては刺激的で夢のような、
ここはそんな寄宿舎だった。

最初は、朝鮮族のリシアと、ロシア人のマルタと私の三人部屋暮らし。
生活習慣も違えば、生活習慣に関する考え方も全く違っていて、
同じ歴史でも、国が変われば、教わる概念も全く違っていて、
三人で話すことがとにかくおもしろくて、
日本で実家暮らしで、
同じようなバックグランドを持った人たちとしか交流がなかった私にとって、
その違いが新鮮だった。

他の部屋の友人たちも魅力的なこが多かった。

インド、フィリピン、タイランド、マレーシア、
ウズベキスタン、モンゴル、ルーマニア、ロシア、
台湾、中国、カンボジア、ケニア、タンザニア、
スリランカ、ウクライナ

どんなに忙しくても料理をしてしっかり食べて、しっかり寝る。
自分たちの生活を大事する意味を、彼女たちから教わった。

どの国の子も、私に心を開いてくれて、
日本に関心を多く持ってくれて、
特に大震災の起きた日は、
みんなが私を励ましてくれてた。

キッチンに行けば、かならず誰かが料理をしてて、
ご飯をまだ食べてないと言えば、
一緒に食べようと、作ったご飯をわけてくれて、

平日の朝はぞろぞろとみんなでシャワー室に向かい、
無言で顔を洗い、歯を磨いて、

休日は洗濯場で順番を待ちながら話し込んだりした。

そんな日常、
ここでの生活が、私にとって夢にまでみた留学生活だった。


最後の夜は、
一番仲良しだったスリランカの友達と、
シャワー室で話し込んだ。
(シャワー室が寄宿舎で一番暖かいため)
「あなたがいなくなるなんて、信じられないの」
とハグをしてくれた。
大好きな彼女とも、ここで別れなくてはいけないことが
ものすごく寂しかった。

ルームメイトの可愛い妹二人ともお別れ。



戸惑うことも多かった、ここでの生活。
夏には蟻退治に神経を使ったし、
シャワーの時間やドライヤーの時間も決められてたし、
夜中に誰かと電話で話すのも一苦労だった。

けれど、そんなこと大したことではなかった、と思う。


ここで生活できて、
色んな国の子達と寝起きを共にして、
そこから色んな違いをみて、

「あれ?違う!どうして?なんで?」

そんな経験をして、
私は一回り視野が広くなったと思う。

日本にいては見れなかったものが、見れるようになり、
考えられなかったことも、考えられるようになったと思う。


私に大きな影響を与えてくれたマルタが去って、早半年。
次は私がここを去る番。


すっごくすっごく寂しいけど、
どこかでまた会えることに期待しながら生きるのも楽しいよね。

my dorm and my people here!
thanx ala!thanx for everything!



さあ、残りの韓国生活を楽しもう!
しばらくはレジデンスの生活。

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by shiina-kr | 2012-01-31 00:00 | diary
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