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仕事について

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仕事について思うところ






韓国人の学生たちは本当に礼儀正しいです。
先生として彼らと接し、仲良くしているんだけど、
彼らは「親しい仲でも礼儀あり」を忠実に守り続けます。

配布物はかならず両手で受け取けとる。
もしくは片手にもう一つの手を添える。
これは韓国の礼儀ですね。

あとは、いつも誰かしらが私に何かを買きてくれます。
「これは先生の分です」と、コーヒーやらアイスやら、栄養ドリンクやら。
この前は「先生と一緒にパンを食べたいから、買ってきました」
と、美味しいパンを私の分も買ってきてくれました。
こうゆうところも、日本ではあまり見ない光景かなと思います。
日本ではどっちかと言えば、先生が買ってくれるのかな。


最近、担当の社会科の授業では、政治をやってます。
私も授業時間の5倍は予習をしなくてはいけないのですが、
予習、楽しいです。プリントを作ったり、授業の組立て方を工夫したり。
初めてのことばかかりだから、戸惑うことも不安も多いけど、
ここには誰も教えてくれる人はいない。私の判断がすべて。
私がここで社会科のプロにならなきゃいけないから、
とにかく、自信を持ってやってみて、反応が悪かったら、
その都度直していくということの繰り返しです。

授業で思った通りに進まないと、そりゃあ、落ち込みます。
けど、予習よりも何よりも、授業をすることが楽しいです。
学生たちの知的好奇心に満ちた目に見つめられると、
言葉では言い表すことができないぐらい、やりがいを感じます。
韓国の学生たちがどんなことを考えているのか、その都度新しい発見もあります。

今は、社会科や論文の授業だけではなく、
「日本語の読解」の授業も受け持ってます。
これは、社会科の授業なんかよりも準備が大変。
自分の総合的な能力にダイレクトに関わってきます。
文法とか語彙力とか、そうゆうテクニカルなことを知っているだけじゃ、
どうにもならない。
どれだけ、本を読んできたか、世の中に関心を持っているのか、
どれだけ物事を考えてきたかなおかつ論理的に考えられるか、
本質を見極める力があるか、このへんの力が必要だと痛感しています。
(私の生徒たちが本当に優秀だというのもあるのですが)
結局、優れた文章、優れた表現を理解するとは、
テクニカルに理解すること、筆者が本当に言いたいことを理解すること
の二通りに分かれ、「読解する」とは、とくに前者を踏まえての後者の力が重要になっていくんですよね。
大事なのは深い思考力です。(語学ってやはり道具の一つですね。)
それを彼らに植え付けることは、私のすべてを出し切ることに等しいです。
なので、もっと自分が勉強しなくてはと実感する毎日です。

けれどいつか大学で、こうゆう授業を持つことが一つの目標なので、
良い経験を積めています。この道で成功するのかはわからないけど、
成長はできている(はずだ)と思っています。

って、なんだかまとまりがなくなちゃった。


私は、私が今やっていることを「これだ!これが私の職業なんだ!!!」と思う。
それぐらい、仕事を愛してる。幸せなことだなって思う。
けど自分の実力はまだまだ。そして目指すべきはもっともっと高いところ。
ここで暮らしていると、不便なこともないわけではないので、
色々と悩むこともあるけれど、目指す夢は私でしかできない仕事だとと信じて、
負けずに諦めずに今はガツガツ仕事するしかない。
同時に生徒と過ごす、青春の時間を大事に毎日過ごさなくちゃ。

っと、まとめるとこうゆうことが言いたかった。
ってまとまってないな。


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by shiina-kr | 2012-08-11 11:00 | work
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